JA7ZFのブログ

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3.5MHz用のG.Pアンテナ・続き

 その後、マッチング回路用に発注していたプラボックスを入手し、中にコイルを固定してからアンテナの根元に設置しました。 先ずディップメーターで同調点を測ってみます。 コイルをショートしないでそのまま延長コイルとしてやってみると、偶然にも1.8MHz付近でディップします!!。 「上手く行けば1.8と3.5の2バンドやれるかな?。」などと欲張った考えもチラチラ浮かんできますが、二兎を追う者は一兎を・・の例えもあるので、ここはグッとこらえて3.5に集中です。 コイルのほぼ7割近くをショートすると、大体3.5MHzに同調しました。 ここでアナライザーを使って測ってみました。 コイルのショート位置を動かしながらいい点を探した結果、|Z|=23.2 R=23.3 j=-0.8 などとこれも偶然、半分夢みたいな値になりました。 「こりゃ、何もせんでインピーダンス変換トランスをいれるだけでいけるかも?。」と言う訳で、毎度お世話になっているGYPさんから提供して頂いた、大型トロイダルコア2個を重ねて使う事に。 ところが、コアに巻くのに丁度良い線が見当たらず探したところ、某放送局払い下げのコイル状に巻かれていたSMA-JとSMA-Pが両端についたセミリジットケーブルを見つけ、これを利用する事にしました。 太さが約2.5m/m銅パイプなので柔らかく巻きやすいです。 (しかし、これって買えば随分高そうですがいくらするのかな?。)などと余計な事を想いながらも、心を鬼にして「エイヤッ。」とコネクタ部分を切断してケーブルを引き延ばし、2段重ねのトロイダルコアに16回ほど巻き付けて完成。 両端に50Ω抵抗をつけて、アナライザを使ってタップを数か所決めてインピーダンスを測り、大体20~30Ω近辺を把握しておきます。 これをボックスに入れてアンテナとのマッチングをアナライザーを使って測りながら決めます。 

    ↓ ボックスの中身。 大きなコイルとインピーダンス変換トランス

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    ↓ アナライザーを使ってSWR特性を見る。 良すぎる!!。

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 さて、この冬のローバンドシーズン、期待はしているのですが、それよりも冬のあの暴風雪に耐えられるのか、こっちの方が心配です。