JA7ZFのブログ

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TV出演者のしゃべり

 テレビを見ていて常々気になっていた事があったところへ、地元のS新聞紙上に週一で掲載されている、作家の五木寛之氏のコラム「新・地図のない旅」を読んで、思わず「その通りだなぁ。」と納得してしまった。 氏が仰るには、「テレビを見ていて感じる事は、出演する人たちがやたらと早口で喋る事である。」「卓球の試合の様な高速での対話が、必ずしも良い結論を導き出す事になるかどうか・・。」「情報量と情報の質とはイコールではない。」云々。 正に我が意を得たりと思っていちいち頷きながら読んだ。 

          ↓ 秋田魁新報記事より。

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 テレビのワイドショーやニュースを見ていても、 キャスターに加えコメンテーターとゲストがいて、話題の件を解説したり感想を述べたりするという構成がほとんどだ。 その喋り方が確かに早い。おまけに区切りが無く無用の言葉が羅列されていて長ったらしい。 結果的に話はダラダラ延び放題となり言いたい事の確信が全然伝わってこない。 聞いているこちらはイライラが募って来る。 この人は頭が切れ過ぎてシャベリの方が追い付けないのだろうなどと寛容の気持ちを持とうとするが、結局はイライラに負けてチャンネルを変えるかテレビを消してしまう。 

 もっと喋る内容をきちんと簡潔明瞭にゆっくりと話して欲しいと思ってしまう。