送受信機のアナログメーター
今頃辺りから、真冬に降り積もった雪も少しずつ緩んで来つつあるように感じて来ます。 それでも玄関前には、まだ雪の山がデンと有ります。
↓ 玄関側から外を見る。
県の内陸部の人から見れば、こんなのは「へ」でもないでしょうが。 3月も半ばにならないと、この雪も小さくなりません。 春はいくつになっても待ち遠しいですね。
さて、籠りっ放しの生活が続いているので、ここらで仲間の大OMのマネをして、使用中のトランシーバーの外部メーター出力を利用して、アナログメーターを付けてみる事にしました。 代表規格では出力インピーダンス4.7kΩ、開放端電圧0~5Vとなっています。 今回は「厳格」にするつもりは全くないので、昔の機械の様に「針の動くのを面白がる」のが目的です。
まずは肝心のメーターです。 ジャンク箱を見たら、前に475kHZの送信機を作った時のものでF/S 20mAのが有りました。 このままでは使えないので、内部のシャントを外してメーター本来のF/S値を確認したら、1mA程でしたのでこれなら使えそうです。
しかし、少し小さすぎてどうも気持ちがスッキリしません。 そう思っていた所へいつもの助け舟, Gypさんからメールが来ました。 「丁度カッコいいのがあるよ。まだ機械に装着されたままだけど。」 で、翌日出かけついでに拝借にお伺いしました。
業務用メーカー製のAF発振器で、見て惚れ惚れする様なアッテネータが、さらには周波数切替の多段ロータリースイッチも4個付いていました。 すぐ外したくなるので、それらを見ないようにして!メーターだけの取り外しにかかります。 10数か所のビスナットやスイッチ、パネルなどを外して、裏側からメーターの取り付けナットを取ってメーターを抜き取り、後は本体を元通りに戻してここは終了。
先ずはメーターの目盛り板を作ります。
↓ オリジナルのメーター目盛り板
新しい目盛り板は、カタログ写真のメーター部分を切り取り、適当なソフトを使って
針を消したり、消えた所を埋めたりしてシートに印刷するのですが、 フリーソフトなのと「うで」の悪さで出来上がりはヨレヨレです。(ソフトの所為にしてる)
↓ オリジナルパネルの裏側に作った目盛りシートを張ります。
ここで失敗、一度目のシートは考え不足が祟り、目盛り位置が高すぎて針と上手く合わず、結局もっと下げた状態のものに作り替える事になります。
↓ 左側が失敗作、右側が新しく張り付けたパネル。
↓ シート紙をパネルに合わせた後、パネルからはみ出た部分を綺麗にカット。
↓ メーター本体に取り付けて完成。
メーターの感度はF/S 100㎂なので、トランシーバーの規格に従えば外部メーター出力に4.7kΩを負荷にして、そこから47kΩ程度をシリーズでメーターに繋げばいいはずです。 ここでは半固定抵抗器で簡単に済ませてしまいました。
リード線を繋ぎ、先端にφ3.5m/mミニプラグを付け、トランシーバーのEXT. METERジャックに差し込んで、さぁ、試してみましょう!。
↓ 取り敢えずはケースも何もなく棚に置いただけ。
実際に見るとそれなりに面白みは有りますが、予想した通りトランシーバー本体のメーター表示とは少し違いが出るのは、「まぁこんなもんだろう。」でOKとしました。
ただ、黒っぽい目盛りに赤くて細い針は見にくいので、何らかの方法で白く塗装したいと思っている所です。 果たして・・・・!。