スピーカーユニットの方は多少裂けていても、一応まともな音は出たので、これは特に修理はしないつもりです。 修理するなら左右両方やらないと無意味でしょうし、数万円程度では収まらないのは確実と思われます。 まぁ、普通に鳴っているし、 使用年月からして、今回は修理をしないでこのまま使う事にします。 スピーカーの寿命とこちらの寿命とどちらが勝つでしょうや?。
今日はグリル用のクロスが届いたので、早速「再生」に取り掛かりました。 ↓ まず、古いグリルクロスを剥ぎ取る作業に入ります。
↓ クロスを抑えているステープルを錐を使って全部浮かせていきます。
この浮かせる作業が結構大変です。 何せ年期の入り方が半端で無いので、錆もかなりあって固まっています。 それでも総数200個ほどを浮かせておいて、あとは「切れないニッパー」で全部引っこ抜きます。
↓ 「切れない」が重要。 あまり「切れる」高級ニッパーを使うと力加減にも
よるが千切れてしまうことがある。
黙々とこの作業を続けて、やっと2枚のSPグリルボードから「汚ったねぇ」シミだらけのクロスを剥ぎ取りました。
↓ ここで一段落、一服です。(タバコは吸わないけれど)
さて、 ここからは新しいクロスの貼り付け作業です。 今回はあまり汚れが目立たないようにと思い、黒のクロスに張り替えます。
まず、クロスの表裏を確認して、表を下にしてテーブルに敷き、 その上に古いクロスを剥ぎ取ったボードを乗せます。
↓ 折り曲げたクロスにハンドタッカーでステープルを打ち込む。
クロスの端っこ5cm位を裏側へ折り曲げて、張り具合を確かめながら(この辺が少しコツを要する所)始めは10cm間隔ぐらいでステープルを打ち込んでいきます。
タッカーが無い場合は、別にそれでなくとも市販のホッチキス(小型で充分)で充分代替出来ます。 ハンドタッカーのバネが硬くてきつかったのですぐ止めて、途中から90%以上は普通のホッチキスで押さえました。
↓ ホッチキスでクロスを固定する。
このホッチキスでの抑え方は、 写真のようにクロスに当てながら、上からちょっと押し込んで(ステープルの先がちょっと出る)もう片側の手にドライバーの柄とか小さいハンマーなどで上からホッチキスを叩いてやると綺麗にステープルが木に差し込まれます。 ホッチキスを手で押込んだり上から叩いたりしても、ズレ易くステープルが曲ったりして失敗します。 これも慣れれば簡単です。 これをボードの裏側と淵の周りにもなるべく狭い間隔で打ち込みます。 この段階でもクロスを少し引きながら、全体の張りを保ちながらやります。 ボード1枚当たり200本位のステープルを使いました。
↓ 素人技ヨロシク、綺麗に一列とはいかないけれど一応ホッチキス作業は終了。
(どうせ、見えないところです)
↓ 後は貼り付けたクロスの余分をカットします。
↓ エムブレムを取り付ければ、晴れて完成です !!。
と言う訳で、見た目だけは新品に衣替え? 化粧直しの完了です。 やはりクロスの張り具合を見て、適当に引っ張りながら作業する事がポイントです。 そうすると綺麗に出来ます。
↓ 外観ダケはNEWのようになりました。
さて、では久しぶりにアナログレコードで・・・。