JA7ZFのブログ

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続・ラヂオの製作

 またまた1ヶ月近くの間が空いてしまいましたが、少し暇が出来たので、中途半端なままになっているラヂオの製作に取り掛かる事にしました。 ここまでは、ほんの一部分の配線をした所まででしたので、まずはその続きとして全体の配線をします。 しっかり準備した筈のパーツも、やり始めてみると、「あれっ、ラグ端子が足りない。抵抗も足りない。」と、詰めの甘さが際立って来ますが、これも全て自分の所為。 ここは人を頼るしか無く、良き仲間である Gypさんに助けを乞い、ラグ端子を分けて頂きました。

     ↓ 配線中の様子。(ソケットはベークなど、つまらぬ所に拘ってます)

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 まぁ、BC帯のAMラヂオなので、それ程気を遣う様な部位も無く配線は進みます。 しかし、例の怪我以来、ニッパーの力加減にも影響が来て、ビニール線の被覆を剥くのにも、何回切ってしまった事やら。 本当に健康の有り難さが身に染みる時間でありました。 全体の配線がほぼ終了し、まずは整流管以外の球を差し込んで、球の点灯をしてみます。 これが最初のワクワクの一瞬です。 

         ↓ まず球を点灯。(無事何事も無く・・・点きました。)  

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 無事に点灯を確認して、ついでに1時間ほど点けっ放しにして様子を見て、その後は全体の誤配線をチェックして、いよいよ整流管を差し込んで高圧(と言ってもせいぜい240~250V)をかけて動作させてみます。 これが2度目となるワクワク(ハラハラ?)です。

        ↓ 全体の配線状況。(まだ残っている部分も有りますが) 

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 この状態で、各球の端子電圧を計って動作状況を把握しておきます。 多少の電圧の高い、低いは気にしなくとも大丈夫です。 全てOKと判断したら、この後は実際に受信してみるため、パネルを取付けてダイヤルやボリュームにはツマミを付けて準備完了です。

   ↓ 一応「形」の出来上がったラヂオ。(まだダイヤル目盛りは無く、Sメーターも未配線)

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 では、電源スイッチON!!→ 球点灯→ スピーカーから小さく「ザ~」というノイズが聞こえます→ ダイヤルを回して行くと、まず、774Kc(ここでは昔風にKHzでなく)のNHK第2放送がガツンと入って来ました。第2放送は500KWの大電力なので当然強く入ります。「お~、無事に鳴ったぁ。」と、この時は「数十年前のラヂオ少年」の瞬間に立ち返った「今のラヂオ老年」なのでした。 その後ダイヤルを回して、地元のABS秋田放送NHK秋田第1と近場はまぁまぁ良好に受信出来て一安心。 感度が今一歩の感じですが、今はIFTも、ANT, RF, OSC各コイルのトラッキングも何も一切未調整なのでこんなものと思います。ダイヤル目盛の書き込み、サイドパネル取り付けなども含めて、これから時間を見ながらゆっくり楽しませて貰う予定です。