我らがADXAの仲間、JA7NI, JA7GYPの両OMがかねてより申請中だった475kHzの無線設備変更の検査が2月19日に実施される事になった。それに伴って前日から機材運びや設置を手伝う事になり、18日午後、仲間数人がJA7NI氏宅に集合して打ち合わせの後、早速機材の運搬を始めました。
山の入り口で、荷物はソリに積んだり、背負ったり、持ったりと様々。↑
無線の運用許可場所が山の中なので、車を止めた所から500mほど山の奥へと進みます。が、今日は気温が高くて雪解け気味で、歩行中は5歩に1回くらい足が「ズボッ」と30cm位埋まったりするので甚だ歩きにくいのです。時にはそれで骨折事故になる事もあるので、注意しながらのソリ引きです。
気楽に引っ張っている様に見えますが・・・実際は!!。 ↑
2回ほどの往復で全ての機材を運び終えて、無線小屋で機器の調整、外ではアンテナを設置したり、調整したりして検査に備えます。
アンテナの設置中。中央はローディングコイル。 ↑
JA7NIさんが送信機を調整中。 ↑
JA7GYPさんは、小屋の中で送信機の調子を確認中。そこにヤジを入れる外野3人。 ↑
キカイの調子、アンテナの調子を確認して、ひと通り終わった所で、機器の養生をして皆で下山。これから近くの「嶽の湯」で ”合格前夜祭” をするのです。勿論お決まりのDX談義から始まって、心臓、血圧、孫、コンドロイチン・・・云々。
宴タケナワになると・・・、その前ににスナップを。 ↑
後列左より JA7EPO, JA7ZP, JA7ZF 前列左より JA7AGL, JA7NI, JA7GYP
検査当日は、検査官が電車でお出でになるとの事で、NIさんが駅から直接現場にお連れする事になりました。我々ヤジウマは山の入り口で待機して、到着後すぐ運用場所まで皆で行進です。
今年は雪が特に少ないが、それでも現場まで「雪中行進」 ↑
検査は、JA7GYPさん、NIさんの順で始まりました。 見ていて感じた事は、通常のHF帯での検査よりも、「スプリアスについては、範囲を広くチェックされて厳しいな。」という事です。何でも東日本大震災の折に、ラジオが非常に重要視されていたので、ラジオへの妨害に対しては充分過ぎる注意をして欲しいという事でした。約1時間半で検査は無事に終了。これからNIさん宅で2局の書類審査をして完全終了になります。検査官お二人とNIさん, GYPさんはその為早く山を下りて、残ったヤジウマ連が機材の撤収を担います。
JA7NIさんの検査風景。 ↑
ウン百万円のスペアナ + カウンタ + パワー計を眺めて「うん、優秀な送信機ですね。」と担当検査官。 ↑
全ての検査項目を終了し、指示事項も無く無事合格。新しい無線局免許状を頂いて、夕方5時過ぎに解散となりました。関係の皆さん、お疲れ様でした。
★ 写真提供は JA7EPOさん。(自分はカメラ持参するのを忘れました)