JA7ZFのブログ

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再び風速計の改修

 丁度1年ほど前、クランクアップタワーに装着している風速計の風速表示が出来なくなって修理(いや、センサーの方式を替えたので実質は改造です)したが、1週間前から再び同じ症状になってしまいました。コントローラー側で、パルス信号が来るかどうか調べてみると、やはり来ていない。どう考えてもマグネットセンサーの不良でしか無い!。と言う訳で、今回は同じ部品を使うのは面白くないので、オムロンの近接センサーを採用して、新たな回路を組み立ててみます。f:id:ja7zf:20140615084927j:plainf:id:ja7zf:20140614095318j:plain

 

 このセンサーは、センシング面の側に金属を近づけると、その時間分だけ信号が出ますので、風速計の回転部に何か金属片を付けて、それをセンサーで検知すれば良い事になります。その金属には2.6mmのビスを利用しますが、ただの鉄製だとすぐに錆びてしまうので、ここは真鍮ニッケルの皿ビスを風杯の中心部近くを加工してねじ込み、ついでに今まで嵌っていたマグネット片を撤去します。センサー側の動作電圧は12V~24Vなのですが、風速計の表示部(コントローラー)は5Vです。そのためセンサー側の出力信号はフォトカプラを通して信号の伝達をするようにしました。実際に改造にかかる前に、この基板とセンサーを繋いで動作テストをしてみて、旨くいったので基板をコントローラーの中に組み入れて、オリジナル回路の一部を変更します。

 

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 それが出来たら、センサーをシリコン接着剤などで防水処理をして風速計の風杯部に取り付けます。最後にもう一度仮配線をしてから風杯を手で回してみて、旨く風速の表示が動作すればバンザイ!!です。あとは、タワーに上って風速計の取り付け、配線で完成。今の所は極めて順調に動作しております。 防水が完璧なら10年は持ちそうなのですが、こっちの身の方が待たないかも・・・・。

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※ 因みに使った近接センサーは、OMRON  E2S-W23 1M です。