JA7ZFのブログ

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初のDXペディション

 

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↑ 7MHZ 2el設営中。

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↑ 島のシンボルである「ソケースロック」をバックに。

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↑ 直径10センチはある大うなぎ。 地元の人々は「神様の使い」としているので、採ったりはしない。

 11月22日から30日まで、南太平洋Micronesia連邦のPohnpei島でのDXペディションを経験する事が出来た。古くからの無線仲間である井川氏(JA7HMZ)のご好意により念願だった海外での無線運用が実現。井川氏は、過去20数年も前から、この地へ通っている大ベテラン。全て「頼りっきり」の旅であったが、何もかもが「初」という貴重な体験は、刺激的で楽しいものであった。11月21日仙台空港からGuamへ、翌日Chuukを経由して目的地のPohnpei Is.へと向かう。当日は天候も上々で快適な空の旅となった。現地は、同じ南国でもHawaiiと違って蒸し暑いと言うのが第一印象だった。現地時刻23日11時から25日11時まではWorld Wide CW contestという世界中のアマチュア無線家を対象とした大イベントがある為、、到着早々から井川氏の知人宅の屋上でアンテナの設置、調整に汗を流す。今回は、既設の14,21,28MHzのTry Banderと18, 24MHz用3エレに加え、3.5MHz用にCV48を,10MHz用にダイポールを建て、さらに7MHzの短縮型2エレを新設した。50MHzは様子見半分で5エレを18, 24MHzの上に設置した。コンテストの方は井川氏(V6AのコールサインでQRV)に全てお任せして、自分はRTTYやSSB, SSTV, JT65などのモードでQRVする事にして、合間を見ながら電波を出すようにした。特にSSTVやJT65は、このMicronesiaからはほとんど出た事の無いモードのはず。始めはあまり呼んでくれる局が居なかったのが、数局QSO(交信)をし始めると、たて続けに呼ばれるようになった。普段日本からだと「呼ぶ側」だが、この地に来ると「呼ばれる側」になり、緊張の中にも楽しい時間となる。RTTY, JT65, SSBなど、滞在中のQSO数は延べ1,000局余りであったが、コンテスト参加の井川氏は、コンテスト2日間の目標通り3,000局位であったとか。流石です。

 無線の合間には、この島のシンボル的存在であるソケースロックを見つつ、Pohnpei島一周(車で2時間余り)する途中、ケプロイの滝や、太さ10cm以上もあるような天然大うなぎを見てびっくり。ハンドクラフト製品をお土産に買い求めた。この期間特に感じたのは、何処でも花が沢山咲いて綺麗だった事、犬や鶏が多い事、それに逢う人々が皆優しく友好的であった事だ。

 11月30日、いよいよ帰るという日、大雨になった。お世話になった人々にお礼を述べてPohnpei空港へ。ところがここでハプニングが・・。出発時刻になっても飛行機が来ない!!!。大雨?で着陸出来ずChuukに行ってしまったというアナウンスが。それでも夜11時半過ぎにGuamから1便来る事になり一安心。結局Guamのホテルをキャンセルして、Pohnpeiを深夜出発の飛行機でGuamへ直行し、朝7時過ぎ出発の飛行機へ乗り継いで、何とか仙台空港へ辿り着いたのであった。 摂氏30度以上の世界から、いきなり数度以下の世界へというのは、いささか辛いものがあります。が、とにかく楽しかったという気持ちの方が、その辛さを遥かに上回っています。また機会があったら是非行きたいものです。