JA7ZFのブログ

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故障は続く

 新しい年になりました。 実は昨年身内に不幸があり、新年のご挨拶は失礼を申し上げます。 暮れ近くになってタワーがUPしなくなった事に続き、その後1週間も経たずに今度はメインで使っていたトランシーバーIC-7700が「バンッ」という大きな音と共に電源が切れ、その後入らなくなってしまいました。 そんな訳で、今は「入院中」なので仲間のGYPさんから借用中のIC-760proを代用していますが、実際代替えで使ってみて、「エッ、昔の機械ってこんなにS/N悪かったのか?。」というのが正直な感想です。 7700導入前までは、IC-760(proの前の型)をゥン10年も使っていたのですが、気にもしておりませんでした。 技術の進歩は凄いです。

       ↓ 修理で入院中なので、左側の定位置は「空き」です。

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 「故障って、何故か続いて起こるもの。」とはよく言われている事ですが、正にそれを実感した出来事になってしまいました。 

 今月下旬からは、3Y0Zを始め多くのDX-Expedition局がQRVする予定になっていますので「早く修理が完了して戻ればいいな。」と首を長くして待っているところです。

 やはり、メイン機が有るのと無いのでは月とスッポン、やる気に多大なる影響を及ぼします。 なんとなくサブ機では「電波の飛び」が悪いような・・気持ちになります。

 今年はトラブルなどに見舞われませんように!!。

タワーが Up しない!!

 一昨日の深夜は強風が吹いたようで、タワーが完全にクランクダウンしていました。 風が弱まったころにUPボタンを押してみたのですが、高さ表示の数字が上がりません。 すぐに外へ出てタワーの制御盤を開けて、モーター制御を Local にして UP してみたのですが、モーターの回転音はするのですがやっぱり上昇しません。 実は、去年あたりから兆候があって、Up操作をしても時々上がらないという事がありました。 それでも一旦 Down を押して、ちょっと下げてから Up を押せば問題なく上昇していましたので、今まで騙し騙し動かしていたのです。 それが昨日は全くピクリとも動かなくなってしまいました。

 今日は風も無く雪も降る様子が無かったので、 昼前に外へ出てタワーのウィンチボックスのカバーを外して動かしてみました。 すると、モーターは回るのですがウィンチの方が動きません。 見ればなるほど、ベルトが緩んでいる様で、モーターのプーリーは回れどウィンチ側のウォームギアのプーリーが「ジッと」したままでした。 そこで、モーター側の取り付けボルトを調整して、ベルトを少し張ってから再びUpしてみると、何とか通常通りに動きます。 念の為に高さ表示のセンサーであるロータリーエンコーダーの回り具合も手で回して試してみました。 軽いタッチでスムーズに回りますので問題は無いようです。

                ↓ 最初にカバーを外したところ。

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 ベルトを見ると、どうも色具合といい弾力性?といい怪しい感じに見えます。 モーターの位置を下げてベルトを張ってはみたものの、そのうちに切れるんでは? と疑問になってきたので、この際、交換することに決めました。 そういえば、このタワーを立てて以来6年目に成らんとしている訳で、いくら何でもそろそろ寿命が来ているのではと思ったのです。

            ↓ ベルトのクローズアップ。(昔は黒かった筈が茶色っぽくなって・・・)

                  奥の白い小さな箱にロータリーエンコーダーが付いている。

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 早速知り合いのベルト屋さんへ出向き、 MITSUBOSHI の A-53 というVベルトを、今後の予備にと思い2本買ってきました。 

           ↓ ベルトの比較。(内側が新品、外側が寿命?品)

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 色を見ただけで随分と違う事が判ります。 人も古くなると色が褪せて来るからなぁ。 すぐ取替にかかります。 モーターの取り付けボルトのナットを元の位置に大体合わせてから、ベルトをプーリーに掛けます。 その後ナットの高さをベルトの張りを確認しながら調整し、最後に固定して完了。 勿論、最終テストは2~3回の Up & Down を繰り返し、異常が無ければメデタシ、メデタシです。

                  ↓ 作業は無事に終わりました。

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 この後、カバーを被せ、小さいボルト6個、 パッチン錠8個をセットし、ワイヤーの入り口部分の防水をして終了しました。 その後は、一旦 Down しなくとも Up 1回で素直に上昇してくれるようになりました。 もっと早くベルトを交換しておけばよかったなぁと反省。 何事も思いついた時が「吉」かな?。

冬が・・・

 一昨日遂に初雪が降り、とうとう冬本番がやって来たようです。 庭の木々は、いつもなら縄で縛って、雪に備えるのですが、どうもやる気が起きないので、今年は試しに放っておいて見ようと思います。 たぶん雪の重みで幹の何本かは折られてしまうのも、ただのサボリと言われるのも覚悟の上です。 

               ↓ 今年の冬はこのままで。

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 玄関前の故松本さん(JA7AO)から頂いた彼岸花は、今年も良く咲いてくれました。 今の季節は葉が出て栄養を吸収中です。 

       ↓ 彼岸花の葉。これもまた間もなく雪の下になりますね。

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 という訳で、車も冬支度です。 毎年の事ながらスタッドレスタイヤに交換しなくてはなりません。 今までズーッと使っていたタイヤのスチールホィールは、錆が進んでしまい、「そろそろ寿命ですね。」と言われてしまったので、この際アルミホィールにすることにしました。 これは自分には出来ないので、いつものスタンドにお願いして、ついでに夏タイヤとの交換もやってもらいました。 これでいつチャンと雪が降っても大丈夫です。 しかし、冬は嫌だ、雪も嫌だ。 寒いし無線を聞けば、あのジャ~~ッというノイズだけ。 出て来るのは「愚痴」ばかりで「寛容と忍耐」の季節到来です。

           ↓ スタッドレスのホィールもアルミに。

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FT8の運用

 最近急激にFT8という新しいデジタル通信モードが普及し始めました。 これ以前からも、RTTYは勿論、JT65やらPSKなどなど各種のモードが入り混じって各人がQSOを楽しんでいました。 JT65は、占有帯域も狭い分、片道1分かかるので交信が成立するのに早くとも4分を要するのですが、FT8は1分でOKです。 そこでFT8に参入すべく無線設備の一部変更のために総合通信局に申請をしていたところ、昨日許可が下りたので、正式に?やってみました。 まだFT8の交信には慣れておりませんが、まず受信してみると結構な数の局がQRVしています。 正式な?QSOの第1号はアフリカ・ジンバブエのZ21NRTでした。 この局がCQを出してきたのですぐにコール。 2回目のコールで応答があり、1分間でのやりとりで交信成立です。

                ↓ 交信時のPC画面

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 実は、デジタルモードでのZ21は初めてのEntityでしたので、初Official QSOとしては上出来の部類です。 ここ数年は太陽活動の低迷期で、電波伝播のコンディションが冴えずパッとしません。 ここ随分長い事カリブ方面やアフリカ北西部などの電波が強く入って来ていません。 そんな中で、何故かFT8やJT65などの電波は弱いながらも聞こえ(見え)るんですね。 

 全体的コンディションアップまで、もう少しの間我慢の子(我慢の爺)です。

アンテナの交換

 この秋から冬のローバンドシーズンに向けて、3.5MHzにQRVしようとの計画を練っておりました。 そこで今の7MHZ用ロータリーダイポールを3.5と7MHzの2バンドのロータリーダイポールに交換する事にして、仲間のJA7GYP, JA7EPOの両OMにお助けを願って作業を開始しました。 数日前から、エレメントの大半は組み立てておいたので、この日は少しの追加作業で本体は完成です。 まず、旧7MHz用アンテナを撤去しますが、これは軽いのでスムーズに完了。 新しいほうのアンテナは少し重いし、場所も狭い関係上、完成品として上に持ち上げるのは若干厳しいのです。 そこで、まず真ん中のブーム・マストクランプを取り付けてから、エレメントを片側ずつつけて行く事にしました。 それでもエレメント中央部を人力で水平状態にするには結構な重さで大変でしたので、一人はエレメントの真ん中辺にロープを掛けて上側から引き揚げ、もう一人は中央部を持ち、クランプに滑り込ませ何とか取り付けに成功しました。 片側がうまくゆけば、もう片側は「慣れ」で簡単に完了です。

   ↓ 上でロープを引っ張る私とエレメント中央部担当のJA7EPOさん。(JA7GYPさん撮影)

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 このアンテナは、前に付いていた7MHz用と同様に、14MHzと21/28MHzの八木の間に取り付けしています。 さて結果は?というと、SWR最良点はタワーを18mほど上げたところでは、3.510MHzと7.015付近で、まぁローバンドでDXやるには手ごろな感じです。 思っていた通り、トラップ式短縮アンテナなので、バンド幅は狭くて3~40KHz動くとSWRが高くなりますので、このままではフォーンバンドに出るのはちょっと厳しい感じです。

 翌日は案の定、起き出した直後から全身の筋肉痛です。 2,3日は続くかもしれません。(齢も齢なので・・。)

 お手伝い下さったJA7GYPさん, JA7EPOさん有難うございました。

明日からストレッチも開始しないと、身が持たないかもね。

EQアンプの故障など

 随分長い事愛用して来た球式EQアンプのL-CHが鳴らなくなった。 何台か作ってきたアンプの中では最も長生きしているので、老化現象もやむを得ないのだろう。 パワーアンプだと重いので気が滅入ってしまう所だが、プリなのでルンルン気分で修理に取り掛かれる。どうせ難しい事は無いだろうと思います。 

            ↓ これから修理に取り掛かります。

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 なにせ真空管式なので、特に回路図など見なくても解りやすい。 入力部はSEPP回路からCR型EQネットワークを通り、出力部は普通のGKアンプとカソードフォロアと見た目も中身も超簡単回路構成です。 

       ↓ シャーシの底を外して、まずは音チェックから。 

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 すぐ電源を入れて、まずはLーCHの出力RCAジャックにクリスタル・イヤフォンを差し込みます。 それからL-CHアンプの球のグリッドに手を触れますが、初段から後段の方へと進めます。 まず、初段SEPPの下(回路図上の)のグリッドは音出ず。 次に上のグリッド、やっぱり出ません。さらにEQ後のGKアンプのグリッドへ触れると小さく「ぶ~ん」と音がします。 という訳で初段のSEPP回路の部分がおかしい事が解ります。 そこで、その辺を電圧チェックします。 PGKと電圧を計って来て、下のカソードの電圧が高い!。 すぐカソード抵抗の断線が判明しました。(写真右端に見える1.8KΩです)交換して無事にイイ音?で鳴り、復旧です。

 今日は、迷走台風5号が九州から四国を経由して、刻々とこちらの方へと進んで来ています。おかげでフェーン現象のため気温が上がり、今日の予想は35℃位になるらしいです。 南の地方からすれば「何それくらい」と言われそうですが、冬に数センチの雪で大騒ぎするのを見て「何それくらい」と同じかな?。 アマチュア無線家はアンテナの事があるので、「風」が一番の脅威です。 過去何本のアンテナやらタワーが破壊されてきたでしょう。 なるべく静か!に通り過ぎてほしいと願うのは、無線屋に限らず万民の願いですね。

 今年の夏も、拾ってきた「芙蓉」が数を増やして一杯咲き出しました。 数年前に近くの道路の端に、1本だけ雑草に交じって生えていたのを掘っくり返して持って来たものです。 最初はせいぜい数十センチだったものが、今や自分の背丈をも超える大きさになります。(冬は枯れるので、根元で切ります)早朝は綺麗なのですが、7時も過ぎよう頃になると、このように徐々に窄んで落花します。 まだまだ蕾は沢山あるので、ここしばらくは楽しめそうです。

            ↓ 咲き出した「拾ってきた芙蓉」

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夏近し

 ここしばらくは、諸々の事情もあってブログはお休み状態でした。 まぁ、何とか落ち着いてきたので、頻度はともかく再開して行くつもりです。

 狭い庭にもいろいろな花が咲き始め、今は夾竹桃が間もなく満開になりそうです。 うちには、赤と白、その間に黄色もあるのですが、黄色は一昨年枯れてしまい、そのままにして置いたところ、根元から枝や葉っぱが出てきて、来年あたりは再デビュー出来そうです。

               ↓ 夾竹桃の花

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 今日も上天気で、青空にあっつい太陽がサンサンと頑張っています。 こっちも頑張って暑さに負けないよう、水でも補給しながら熱中症対策をします。 無線の方は、いいところ(珍しい国)があまり聞こえてこないので、 たまにJT-65なるモードで出たりしますが、 最近急にJT-65をやる人口が増えてやりにくくなってきました。 さて、今年は白いものが降る前に、3.5MHzのアンテナを張る予定です。 大先生を招請して意見を仰ぎながら楽しみます。 なにせ、3.5MHzはまだまだ稼ぎが足りないので、踏ん張らなきゃ。