一昨日の深夜は強風が吹いたようで、タワーが完全にクランクダウンしていました。 風が弱まったころにUPボタンを押してみたのですが、高さ表示の数字が上がりません。 すぐに外へ出てタワーの制御盤を開けて、モーター制御を Local にして UP してみたのですが、モーターの回転音はするのですがやっぱり上昇しません。 実は、去年あたりから兆候があって、Up操作をしても時々上がらないという事がありました。 それでも一旦 Down を押して、ちょっと下げてから Up を押せば問題なく上昇していましたので、今まで騙し騙し動かしていたのです。 それが昨日は全くピクリとも動かなくなってしまいました。
今日は風も無く雪も降る様子が無かったので、 昼前に外へ出てタワーのウィンチボックスのカバーを外して動かしてみました。 すると、モーターは回るのですがウィンチの方が動きません。 見ればなるほど、ベルトが緩んでいる様で、モーターのプーリーは回れどウィンチ側のウォームギアのプーリーが「ジッと」したままでした。 そこで、モーター側の取り付けボルトを調整して、ベルトを少し張ってから再びUpしてみると、何とか通常通りに動きます。 念の為に高さ表示のセンサーであるロータリーエンコーダーの回り具合も手で回して試してみました。 軽いタッチでスムーズに回りますので問題は無いようです。
↓ 最初にカバーを外したところ。
ベルトを見ると、どうも色具合といい弾力性?といい怪しい感じに見えます。 モーターの位置を下げてベルトを張ってはみたものの、そのうちに切れるんでは? と疑問になってきたので、この際、交換することに決めました。 そういえば、このタワーを立てて以来6年目に成らんとしている訳で、いくら何でもそろそろ寿命が来ているのではと思ったのです。
↓ ベルトのクローズアップ。(昔は黒かった筈が茶色っぽくなって・・・)
奥の白い小さな箱にロータリーエンコーダーが付いている。
早速知り合いのベルト屋さんへ出向き、 MITSUBOSHI の A-53 というVベルトを、今後の予備にと思い2本買ってきました。
↓ ベルトの比較。(内側が新品、外側が寿命?品)
色を見ただけで随分と違う事が判ります。 人も古くなると色が褪せて来るからなぁ。 すぐ取替にかかります。 モーターの取り付けボルトのナットを元の位置に大体合わせてから、ベルトをプーリーに掛けます。 その後ナットの高さをベルトの張りを確認しながら調整し、最後に固定して完了。 勿論、最終テストは2~3回の Up & Down を繰り返し、異常が無ければメデタシ、メデタシです。
↓ 作業は無事に終わりました。
この後、カバーを被せ、小さいボルト6個、 パッチン錠8個をセットし、ワイヤーの入り口部分の防水をして終了しました。 その後は、一旦 Down しなくとも Up 1回で素直に上昇してくれるようになりました。 もっと早くベルトを交換しておけばよかったなぁと反省。 何事も思いついた時が「吉」かな?。