JA7ZFのブログ

Member of The Akita DX Association

 

続々・ラヂオの製作

 ようやく完成に至りました。 これまでに「いかに未調整とはいえ、どうも感度が今少し…。」と思っていました。 悪い癖で、昔から自作品の配線チェックなどはやったふりをするのが通例?だったので、今回もその例に漏れません。 ここは少し反省の意味も込めて、改めて電圧チェックから始めました。 RF→MIX→IFと、ここまで進んできたとき、「あれ?、カソード電圧が15V?、少し高すぎるなぁ。」Ep, Esgなどは特に異常が無いので、IF周りの部品を確認。 カソード抵抗が330Ωである筈のところ、カラーは(橙、橙、橙)の33kΩになってるではありませんか。!!! 「あ、これの所為か。」と正規の330Ω(橙、橙、茶)と交換。 これで感度は正常になったというお粗末でした。 やはり夕暮れの薄暗い処ではカラーの見分けが難しいのかな?。 というより、「歳の所為?」が本当の所なのかもしれません。 やっぱり配線チェックは大事なのだと反省。 事のついでに、メーターにも少しアンティークなエスカッションを付けました。 このエスカッションも、OPTのカバー、ダイヤルエスカッションと同様に「秋田名産 ”稲庭饂飩” 」の贈答用紙箱(3m/m厚くらい)を加工し、黒艶消し塗装をしたものです。 また、電源スイッチも全体的にデザインがマッチするように、スナップスイッチからロータリースイッチに変更しましたが、接点容量が小さいので、リレーを介して電源の on / off をするようにしています。 

 何はともあれ、「今年中に完成を!」という目標は、少々の細かい所を残したものの無事達成する事が出来ました。今年1年間有難うございました。 来年は何をするか、それはそれで「1年の計は元旦・・・。」で考えます。

   ↓ 正面。 ダイヤル目盛りは単純に。 メーターがVUなのは「ご愛敬」という事で・・・。

f:id:ja7zf:20161226160840j:plain

                 ↓ 右斜めより。

f:id:ja7zf:20161226160857j:plain

                ↓ 左斜めより。

f:id:ja7zf:20161226160913j:plain

 つまらない処に拘った割には、いわゆる「造り」に雑な部分が甚だ多く、挙句の果てに部品の定数を間違えたりと、紆余曲折的「スーパーラヂオ」。 作ってはみたものの、今後何の役に立つのでしょうか?。 どうも、一老人のノスタルジーという気がしないでもありませんが、 いや、しかしこれでも一老人の細やかな「いちロマン」なんじゃよ。

続・ラヂオの製作

 またまた1ヶ月近くの間が空いてしまいましたが、少し暇が出来たので、中途半端なままになっているラヂオの製作に取り掛かる事にしました。 ここまでは、ほんの一部分の配線をした所まででしたので、まずはその続きとして全体の配線をします。 しっかり準備した筈のパーツも、やり始めてみると、「あれっ、ラグ端子が足りない。抵抗も足りない。」と、詰めの甘さが際立って来ますが、これも全て自分の所為。 ここは人を頼るしか無く、良き仲間である Gypさんに助けを乞い、ラグ端子を分けて頂きました。

     ↓ 配線中の様子。(ソケットはベークなど、つまらぬ所に拘ってます)

f:id:ja7zf:20161121082956j:plain

 まぁ、BC帯のAMラヂオなので、それ程気を遣う様な部位も無く配線は進みます。 しかし、例の怪我以来、ニッパーの力加減にも影響が来て、ビニール線の被覆を剥くのにも、何回切ってしまった事やら。 本当に健康の有り難さが身に染みる時間でありました。 全体の配線がほぼ終了し、まずは整流管以外の球を差し込んで、球の点灯をしてみます。 これが最初のワクワクの一瞬です。 

         ↓ まず球を点灯。(無事何事も無く・・・点きました。)  

f:id:ja7zf:20161122121109j:plain

 無事に点灯を確認して、ついでに1時間ほど点けっ放しにして様子を見て、その後は全体の誤配線をチェックして、いよいよ整流管を差し込んで高圧(と言ってもせいぜい240~250V)をかけて動作させてみます。 これが2度目となるワクワク(ハラハラ?)です。

        ↓ 全体の配線状況。(まだ残っている部分も有りますが) 

f:id:ja7zf:20161123130057j:plain

 この状態で、各球の端子電圧を計って動作状況を把握しておきます。 多少の電圧の高い、低いは気にしなくとも大丈夫です。 全てOKと判断したら、この後は実際に受信してみるため、パネルを取付けてダイヤルやボリュームにはツマミを付けて準備完了です。

   ↓ 一応「形」の出来上がったラヂオ。(まだダイヤル目盛りは無く、Sメーターも未配線)

f:id:ja7zf:20161122203721j:plain

 では、電源スイッチON!!→ 球点灯→ スピーカーから小さく「ザ~」というノイズが聞こえます→ ダイヤルを回して行くと、まず、774Kc(ここでは昔風にKHzでなく)のNHK第2放送がガツンと入って来ました。第2放送は500KWの大電力なので当然強く入ります。「お~、無事に鳴ったぁ。」と、この時は「数十年前のラヂオ少年」の瞬間に立ち返った「今のラヂオ老年」なのでした。 その後ダイヤルを回して、地元のABS秋田放送NHK秋田第1と近場はまぁまぁ良好に受信出来て一安心。 感度が今一歩の感じですが、今はIFTも、ANT, RF, OSC各コイルのトラッキングも何も一切未調整なのでこんなものと思います。ダイヤル目盛の書き込み、サイドパネル取り付けなども含めて、これから時間を見ながらゆっくり楽しませて貰う予定です。  

スーパーラヂオ再開

 しばらくの間放りっ放しだったスーパーラヂオの製作ですが、パネルの穴あけが完成したのを機に、再度取り掛かる事にしました。 しかし、久しぶりに、それもン十年ぶりにシャーシー加工など、戸惑ってばかりが続いています。 ボール盤でも持っていれば事は楽なのですが、電池ドリル一丁では寸法通りに穴をあけるのは意外と難しいものです。 ましてや、怪我の後遺症?による手の感覚が不完全では、気持ちは「あゝ」でも実際は「こう」なってしまったりで、なかなか思い通りには行かず、焦ってばかりです。

       ↓ パネルやシャーシーへの穴あけ。ダイヤル部の仮設。

f:id:ja7zf:20161022103418j:plain

 やはり、何をするにも「道具」なのです。 道具一つで出来栄えは全く違う物になってきます。 それでも何とか部材を取り付けできる処まで漕ぎ着けましたので、ダイヤル系の仮設をして、動き具合を確認します。 良ければパネルを前から充てて、穴の位置にズレなどは無いかを確認して、他の部品を取り付けて行きます。 見てお分かりの通り、ダイヤル板はCD-Rのナマ板です。 これに後から目盛りをつけます。

           ↓ 部品の取り付けが終わった所。

f:id:ja7zf:20161022114853j:plain

    

   ↓ 以前に作って置いたダイヤルエスカッションとSメーター(もどき)の取り付け。

f:id:ja7zf:20161026100349j:plain

 大体の形が決まって、次は配線に取り掛かります。 が、ここで一大発見。 「あれっ、 5V端子が無い。!!」 パワートランスからの配線をしようと見た時です。6.3Vは3か所あるのに、整流管5Y3のフィラメント用5Vが無いのです。 暫く考えた後仕方がないので、6.3Vの1か所を使う事にしました。 そこで、5Y3のフィラメント規格は5V2Aなので、6.3V→5Vに下げるために抵抗をシリースに入れるという姑息な手段で凌ぐしかありません。2Aで1.3Vの電圧降下を得る為に、R=E/I から R=0.65Ωになります。 これに近い市販されている抵抗値は、0.68 がありますが、より近似値とするために 0.33Ω をシリースにして 0.66Ωを入れる事にし, これによって 0.66x2=1.32V の電圧降下になりますが、0.02V程度の差は目をつむっても問題なしです。抵抗の耐電力は、2 x 2 x 0.66 = 2.64Wだし、0.33だと、2 x 2 x 0.33 = 1.32Wなので、充分過ぎる余裕を持って5Wのセメント抵抗を使いました。

      ↓ 裏返していよいよ配線を始めます。(5Y3の所、白いセメント抵抗2個が0.33Ω)

f:id:ja7zf:20161026094603j:plain

 それにしても長期ブランクと言う事は、何をやるにも昔のように「スイスイ」事が運ばないという事実を突きつけられました。 それは仕方がないことなので、まず焦らずゆっくり楽しみながら(これが難しいのですが)作って行きます。 今年の物になれたらそれで上々という気持ちです。 

 「ラヂオ少年」に還るのも、結構大変です。 ハイ。

彼岸花と金木犀とラヂオ

 我が家の狭い庭に彼岸花が咲き始めた。 何年か前にJA7AO松本さんがまだお元気だった頃に無理にお願いして分けて頂いたものだ。 植えて翌年は良く咲いたのだが、ここ何年かは少し寂しい数しか咲けないでいた。 しかし、今年は急に沢山の芽が顔を出し、今日は8分咲きくらいになった。 

        ↓ 咲き出した彼岸花(全体の半分くらいですが・・・)

f:id:ja7zf:20160928102505j:plain

 見れば見るほど不思議な形の花です。 また、花が終わって枯れないと葉が出てこないし、翌年その葉が枯れてから茎がにょきにょき出てきます。 さらに良いことに、花が終わっても何の手入れも要りません。 自分は、花木が好きで手間の掛かる草花は苦手なのですが、この彼岸花だけは手間いらずで綺麗なので別格です。 やっと沢山咲けるようになりました。 天国の松本さん、見て下さっているでしょうか?。 

 今年はほかの花も良く咲いて、金木犀もほぼ満開です。 庭を歩くとあの強い香りが

漂ってきます。 この花を焼酎に漬けて、金木犀酒?にすると、香ばしくてとてもおいしく飲めます。

                ↓ 満開の金木犀

f:id:ja7zf:20160928102759j:plain

 つい先日まで「暑い、暑い。」と言っていたのが嘘のように涼しく(夜など寒いくらいです)なってきました。

 このあたりで、長い間放りっ放しであった、スーパーラヂオの製作を再開したいと思い、シャーシーに球やトランスなどを置いたりして、出来上がりを想像して楽しんでいます。 ただ、パネルに大きな角穴などは、今の自分には無理と思い、これだけは昨日知り合いの金属加工のプロにお願いをして来ました。 

          ↓ (プロに頼むには、図面を書かなくては・・・)

f:id:ja7zf:20160921113321j:plain

忙しい最中に無理に頼むので、「暇を見てゆっくりやって下されば結構です。」と、内心は早くして欲しいのをグッと堪える。

    ↓ (パネルが出来るまで、ダイヤル機構やほかの細かいレイアウトを練る)

f:id:ja7zf:20160922093236j:plain

 ダイヤル機構などは未だに考え中なので、なかなか進捗しないのですが、写真の様にシャーシーにパーツを載せたりして、これがまた至高のタ・ノ・シ・ミなのですね。

 こうして気持ちはすっかり数十年前の「ラヂオ少年」に帰ってしまうのであります。

暑気払い会

 毎日曜日の9時からの ON AIR MEETING で、「あまり暑いから、暑気払いでもしようか。」との呼びかけに、すぐ賛成。 駅ビル・トピコの3階にある、田沢湖ビールの「MAMMA」に午後2時集合した。 と言っても参加者は、ON AIR MEETING に出たうちの3人です。

        ↓ 待ち切れずに「練習」を始めるJA7GYP古田さん。 

f:id:ja7zf:20160904134658j:plain

 1時45分頃行ったら、GYPさんはもう待っておりました。 もう一人、ZPさんが来る前に「まず入ってるべ。」という訳で、私と二人で店内へ。 ここで、GYPさんがブログの記事を製本したというので、見せてもらいました。 これが中々の出来で、まるで製本屋さんが作ったかの様です。 過去の色々な製作、改造などFBな記事満載されています。 さて、ここらでビールの注文です。 最初の一杯は「ピルスナー」とメニューに書いてあったので、まずこれを注文。 やっぱり地ビールとあって、全国版のキリン、サントリー、サッポロとは少々違いますが、これはこれでまた「味なもの」といった趣です。 「練習」しているうちにZPさんが到着しました。 改めて「乾杯」。 2月以来、久しぶりのGround Meetingです。

  ↓ 3人揃って1枚。(飲んで食って、そろそろお開きの頃)左より JA7ZP, JA7GYP, JA7ZF

f:id:ja7zf:20160904150711j:plain

 今日までQRV予定の VP6J や、先日の CY9C など、また、新発売の無線機器の事などいろいろと語り合って、1時間余りでお開きとしました。

 やっぱり同好の士、話はなかなか尽きませんが、話がDXから、血圧などに変わり始める頃が、お開きの頃合いなのかな?。 hihi

 

またリニアアンプの修理

 5月ごろからリニアアンプの調子が悪くなってきました。 21MHzで使っていると、急にパワーが出なくなったり、時によっては初めから出ない状態です。 ドライブをかけるとIpやIgのメーターは振れているので、タンクコイル以前はちゃんと動作しているようです。 他のバンドはすべてOKなので、もしかしたらロータリースイッチか?と思って、とにかくバラしてみました。

         ↓ バラし始め。これからRFデッキを外します。

f:id:ja7zf:20160726130846j:plain

 前の怪我以来、手や指に力が入らず大変ですが、何とかバレました。 一応ロータリースイッチ周りを調べます。

           ↓ タンク側のロータリースイッチ周り。

f:id:ja7zf:20160726133117j:plain

 オーナー同様で「年寄り」なので、まぁ、あっちこっち錆、ゴミ等々くっついています。 すぐに21MHzにセットして目視で調べましたが、どうも明確な不具合は見つかりません。 そこで接点をエタノールで清掃をして見たところ、ん、!! なんか接点の一部がグラついているような・・・。 そこでそこをドライバーでつっついて見たらポロッと折れてしまいました。 これはもうだめです。 もはや補修部品も手に入らないし、もともとWARCバンドも装備されてなかったし、これは、「そろそろ諦めて取り替えよ!。」の忠告なのかもしれません。

   ↓ 何回かスパークしているので、タンクVCのローターの羽根の一部が溶けている。

f:id:ja7zf:20160726133213j:plain

  新調するとなれば、アイコム八重洲などの国産品を始め、外国製の有名品いろいろと揃っています。が、どれもこれも数十万円以上で、そう簡単に出来る事ではありませんので、これからゆっくり考えます。 そうこうノンビリしている内に、上の方からの(場合によっては下の方)「お迎え」が先かも・・・ネ?。

 

あじさい

 随分遅いと思うが、ようやく我が家のあじさいも咲き出した。 まぁ、鎌倉のお寺ほどには程遠いのは当たり前ですが、カミさんがアジサイ好きで、家の周り半分ほど植えてあります。 

   ↓ 少し早めに咲く、これは柏葉アジサイと言うそうな。(葉っぱが柏の葉に似ている)

f:id:ja7zf:20160616182838j:plain

 全部が咲き揃うには、まだ日にちを要する感じですが、そのころには雨がシトシト、空気はジメジメ~でしょうね。 考えただけで憂鬱な気分になります。

            ↓ 普通のアジサイ。 正式名は??。

f:id:ja7zf:20160627110513j:plain

 さぁ、その憂鬱さをブッ飛ばすために無線で憂さ晴らし・・・出来るかな?。