JA7ZFのブログ

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スーパーラヂヲ

 年末も押し詰まり、今になって片付けを始めている。 前々から寄せていた球やトランス、コイルなどを見ていて、「そうだ。何十年か振りでスーパーラジオを作ろう。」と思い立ち、取り掛かったのが10月頃だった。 ゆっくり時間をかけて、「長く使って飽きない物を。」と、古めかしい呼び名で{スーパーラヂヲ}と名づけてやることにした。 と、ここまでは勇ましかったのだが、 案の定作業はなかなか進展を見ず、 今年の物にはなりそうにも無い。 これまでやった事といえば、部品をシャーシーの上に並べて、全体のレイアウトを考え、外見上のパーツ類を作った事ぐらいだ。

        ↓ 集めたパーツ類と、レイアウト中のシャーシー。 

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  ある程度カッコ良くて、飽きの来ないデザインにする為に、まずダイヤルのエスカッションをどうするか。ここはやはりコリンズかな?。という訳でKWM-2よろしく猿真似で作る事にした。 そこで材料だが、最初は模型でよく使うバルサ材でやってみたが、いざ塗装をしてみると、表面のザラつきがどうしても取れない。パテを!とも思ったが、これだけの事でわざわざ買いに走るのもなぁ、と探し直していい物を見つけた。 秋田の稲川町名産の「稲庭うどん」贈答用の箱だ。 4m/m厚程のボール紙状で、表面は滑らかに加工されている。 これをカットしたり、重ねて接着したりして製作してみた。

         ↓ 見つけた「稲庭うどん」の箱をバラす。

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            ↓ カッターで、必要な寸法で切り出す。

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 後は、切り出した紙を接着したり、穴をあけて綺麗にヤスリ掛けしたりして、表面を出来るだけ「艶々」にしてから塗装をするだけです。(この作業が結構難儀)

              ↓ 出力トランスカバーの製作中。

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     ↓ コリンズを真似たダイヤルエスカッションと出力トランス用カバー。

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  こうやって黒の艶消し塗装をしてしまえば、見た目はこれが「紙」なんて誰も思いません。 立派に金属かプラスチックに見えます。

 他にやれる事は何かないか?。と考えたら、 このン十年の間、放って置いた電解コンデンサーは大丈夫か?。という事です。 そこで、テストをやってみました。 スライドトランス、電源ドランス、ダイオード、抵抗などを用意して、コンデンサーと接続し、ジワジワと電圧を上げていきます。 今回は整流管5Y3のテストも兼ねてやっています。 規程の電圧まで数分かけて行いましたが、心配した爆発?も無く、その後電圧を掛けっ放しで2,3時間で無事に終了しました。特に容量抜けも無い様だし、何とか使用できそうで安心。

  ↓ ケミコンと整流管5Y3-GTの実働試験。

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 さて、来年は早いうちに、これで「ラヂヲ」を作る事が第一の楽しみとなりそうです。 では、今年1年を有難う御座いました。

 来年も良い年でありますように・・・・・・。

ヤマユリの根っこ

 3年前に仕事ついでに引っこ抜いて来たヤマユリの続きですが、 今日の草取りのついでに株分けをしてみようと思い立ちました。今まで鉢植えにしていたので、取り出しは簡単な筈です。ただ、持って来た時は球根部分が土中に残ったままで、ほとんど「茎」状態で植えた物ですが、(下の写真 ↓ 2013.7.19記事より。  採った翌年には花が咲いた)

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  その後はとんとん拍子順調に成長して、茎も花も数が増えて来ました。(下の写真 ↓ 2014.7.16記事より 。去年より茎と花の数が大幅増  )  

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 11月にもなると、全体が枯れこんで冬眠状態(と思う)に入ります。 

この鉢をひっくり返して土の中を見たところで、元の「茎」状態を考えると、「はたして球根なんてあるのだろうか?。」と、心配をしつつも、「いや、あれだけ花がさいたんだから。」と心を奮い立たせて鉢を転がしました。 固まっている土を解してゆくと何やら白くて丸い物が・・・。 美味しそうな?球根が沢山出てきました。 子供どころか孫までありそうです。(大きく育っていた球根 ↓ )

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 大きいのは直径8センチもあり、また小さいものは、少し尖がっていて2~3センチくらいです。 これを二つの大きな鉢に振り分けて、各々4個くらいづつ植え替えました。 無事にこの冬を越して、来年の7月にはまた見事な花を見せてくれる事を期待しています。

 

 

白椿咲く

 いつもの年なら早春に咲く白椿ですが、今日何気なく外を見たら、何やら白い物が見えた。 出てみると、「エッ、白椿が咲いている。」 この秋の気温は例年よりかなり高いとは感じていましたが、これも「狂い咲き」の一種でしょうか。 しかも、春先より綺麗に数も多く咲いています。 思わぬハプニングでした。 そういえば暫く庭に出ていなかった。

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 写真は木の下の部分です。 全体を表示すればいいのですが、庭の汚い所がバレてしまうので、あとは適当にご想像下さい。 全体で20個ほどが咲いてます。 これでも来年の春先にはまた咲いてくれるでしょうか?。

秋深し

 ここ数日は晴天が続き、実にすがすがしい。 昨日は、暫く自転車に乗っていなかったので、久し振りに近くを散歩してみました。 ちょっと見ぬ間に周りの木々はすっかり色づいて、秋も真っ盛りと言う感じです。

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 千秋公園の入り口の「穴門の堀」前は見事な紅葉でしたが、そろそろ終盤かなとも思える感じで、色合いが赤から茶色への変わり始める雰囲気です。 ここから山王通り(通称竿灯通り)のケヤキ並木を眺めて、旧土手長町を通過し、南通り、市民市場前の銀杏並木を見ながら帰途につきました。 いつもは車で通過するだけの場所も、自転車でゆったり見て廻ると、いろいろと発見があります。 この日は、旭川にドでかい鯉が泳いでいた事です。(ほとんど知られている事らしいですが・・・)

 さて、今日は近くのスーパーで渋柿を買い求めて、干し柿作りをしました。 毎年やってみるのですが、「これぞ干し柿。」という出来の良い状態に仕上がったことがありません。 何か「コツ」でもあるのでしょうが、そこは素人のやる事と、毎年お茶を濁して「硬く仕上がった干し柿モドキ」を食っています。

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 今年の初冬も「歯の訓練」になるかも知れません。??

 

 

 

タワーのメンテナンス

 2~3日前にタワーの会社からメンテナンスの連絡がありました。東北地方何箇所かに仕事があり、それに併せて「メンテをした方が良いのでは。?」と勧められて、月曜日午後にやって貰う事になりました。 建設して丸4年も過ぎましたので、丁度頃合なのかもしれません。 これまでは、自分なりにグリスアップやワイヤーへの注油などはやって来たのですが、やはり何年かに1回はプロに見てもらう事も必要です。 

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        ↑ ウィンチ部を開け、ガード用ネットの取り外しから始まる。

 まず、現状を把握する為、タワーのUP & DOWNをしてみます。 その後Full Upした状態にして電源を切り、2人が上まで昇って、ワイヤーやプーリーの状態を調べながらタワーの主柱部分とワイヤーにグリースを塗布しつつ順次下りて来ます。 その間下ではウィンチ部のウォームギア、プーリー、エンコーダー、Vベルト等の点検やメンテをやります。

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   ↑ Full Upで上まで昇ります。 自分だったら固定の普通のタワーなら

      何10mでも登れますが、クランクアップは怖くて無理。   

 

 メンテナンスの結果は、さすがプロです。 色々な??であった箇所をキチンと修正して頂きました。 肝心のワイヤーロープも特に「ケバ立ち」は無く今の所は良好との事。 作業が終って、やはりタワーの昇降も静かでスムーズになったと感じます。何よりも「安全、安心」を頂きました。 これで、また数年は安心してDX稼ぎに専念できます。施工の皆さんお疲れ様でした。

同軸切替器

 大分前に古い仲間から同軸切替器を譲り受けました。 元々はポケベルの中継局用で、アンテナとダミーの切り替えに使用されていたらしいですが、構造の違う(A)と(B)の2台あります。とりあえず(A)の方の回路究明に取り掛かってみました。 こちらはソレノイドで金属棒を出入させてコネクタ接点を切替える方式のものです。

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          ↑ コネクタ側より見る。(LS-2とか言う型名らしい)

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        ↑ 反対側より見る。 単なる切替器にしては複雑?です。

 線を1本ずつ辿りながら配線図を描いていきます。結構時間を要しましたが何とかモノに出来ました。 で、解った結果が下の回路図です。

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 回路では -21Vとか -48Vなどとなっているのですが、これは恐らくTXからの電源電圧によって選択出来るようにしたと思われます。 そこで、電圧は少し足りないけれども、試しに手持ちの電源の最高値 -16V位で、 -21VとG 端子につないで実験してみました。 あとは12Vをアンフェノールコネクタの(3-2)か(3-1)間に0.5秒ほど加えてリレーを動作させてソレノイドをドライブしてやれば、コネクタの接続が切り替わるはずです。 やってみたら、電圧の低かった分、動作が少しノロいけれども上手く動きました。 使える事が判ったので、配線を元通り綺麗に整理してケースに戻します。 そのうちに今の切替器と交換する時が来るでしょう。 それまでビニール袋に入れて大事に保管します。 でも、これ何Wまで耐えるでしょうか?。

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             ↑ ケースに収めてコネクター側より。

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 ↑ 同じく後?側。 丸いノブは手動切換用で、押し込むとコネクタ(1-2)、(3-4)が繋がり、  引っ張ると(2-3)、(4-1)が繋がります。 停電時緊急用?、テスト用?。

 

 その後、(B)の方の回路究明に乗り出して見たのですが、こっちはロータリーセレクターと3段ロータリースイッチの組み合わせになっており、その配線も複雑で見えない部分も多く、回路的には未だによく解らない状態です。 こっち(B)には、電力250Wと書いてありますが、同軸切替部の造りは(A)(B)共に良く似ているので同じ様な感じの耐電力かもしれません。 しかし、HF帯でならもう少し上がりそうです。 出来れば1,000W位は最低でも・・・。 そうそういつまでもハラワタを出したままにして置けないので、近々元に戻すつもりです。 つまりは「オテアゲ」って事で。 残念!!。 

 

わらび座

 久しぶりに「劇団わらび座」のミュージカル?を見に行って来ました。 今回は田沢湖町神代にある本部?「わらび劇場」ではなく、秋田市の中心部にある「AU]の3階にある小さなホールです。会場に着くと、小学生の団体が先生の引率で並んでいました。ホールに向かうとき、団体は通常席に、一般客は前2列に置かれた臨時の席へ座るようにとのお達し!。 我々は前から2列目、舞台の真ん前に座りました。

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       ↑ 開演前のステージ。 あまりに前の席で全体が撮れません !!。

 演題は「政吉とフジタ」 世界的大画家である藤田嗣治と秋田の大地主で、後に藤田のパトロンと、その作品の一大収集家ともなる、平野政吉との出会いと交流のストーリーです。 歌あり踊りありの、ほぼ1時間半の公演でしたが、演者が目の前なので迫力充分。 小学生がお客さんの8割以上を占めていた様で、終った時はもう大拍手です。カーテンコールもあり、出演の方々も大サービスでした。子供達にも、この世界的画家と秋田の深い関係が、しっかり刻み込まれただろうと思える、素晴らしい公演でした。

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★ ところで、レオナール藤田の代表作である、幅20.5m、高さ3.65mもある「秋田の行事」をはじめとする絵が、今の新美術館に移転されたわけですが、私は今でも元の美術館を解体などしないで、ここに戻して欲しいと強く思っています。何といっても、藤田自身の助言を取り入れて造られた元の美術館。今は無機質的な建築物に加え、展示場の空間の広さといい光の具合といい、この絵の意図が全く組入れられていない様な気がします。移転の話が持ち上がった時、県民の多数から反対意見も合ったはずなのですが、何故か強引に決められてしまった経緯があります。 

 ある方のブログが、とても参考になりますのでご紹介します。

http://akitaculture.blog.fc2.com/blog-entry-9.html